梅雨の時期になると、空はどんよりしがち。でも、そんな時期だからこそ出会える、色とりどりの美しい花があります――それが「あじさい」。特に滋賀県は、湖や歴史ある寺院、緑豊かな自然の中で咲き誇るあじさいを楽しめる名所の宝庫。今回は、2025年最新の滋賀県内あじさいスポットやイベント情報、写真映えテクニックまで徹底ガイドします。週末のお出かけやデート、SNS投稿にもぴったりな梅雨のお楽しみを見つけましょう!
絶景!滋賀のあじさい名所おすすめ6選
もりやま芦刈園(守山市)|西洋×日本のあじさいが咲く庭園
滋賀県守山市にある「もりやま芦刈園(あしかりえん)」は、県内でも特に有名なあじさいスポット。広さ約13,000平方メートルの園内には、日本あじさいと西洋あじさい、合わせて50種・約10,000株が咲き誇ります。
彩り豊かなブルーやピンク、紫のグラデーションが、どこを見ても絵になる景色。見頃は例年6月中旬〜下旬で、ちょうど梅雨入りの頃からピークを迎えます。
ここが人気なのは、種類の豊富さだけではありません。園内はゆったりとした芝生の散策路が整備されていて、傘をさしてのんびり歩くのにぴったりなんです。雨に濡れた葉や花がキラキラと輝く様子は、まるでガラス細工のような美しさ。
また、園内の一角には休憩できるベンチや売店もあり、地元の特産品や手作り雑貨が並ぶことも。例年6月中旬には「芦刈園あじさいフェア」も開催され、写真コンテストやキッチンカー、地元マルシェなどのイベントが楽しめる年もあります。
【アクセス・基本情報】
- 所在地:滋賀県守山市杉江町
- 入園料:大人200円(中学生以下無料)
- 駐車場:無料あり(台数に限りあり)
- 開園時間:9:00〜17:00(開花期間中)
「和と洋の美しさが共存する場所」、そんな表現がしっくりくるのが芦刈園。カメラを片手に、癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。
余呉湖あじさい園(長浜市)|湖畔を彩るあじさいの回廊
「静かな水辺で、のんびりあじさいを楽しみたいなぁ…」という方にぴったりなのが、長浜市にある余呉湖(よごこ)あじさい園です。
この場所は、琵琶湖の北側、奥びわ湖エリアに位置し、鏡のような湖面とあじさいの共演が楽しめる癒しスポット。遊歩道はなんと約600メートルにも及び、そこにおよそ10,000本のあじさいが咲き誇ります。
見頃は例年6月下旬〜7月上旬。ちょうど芦刈園のピークが過ぎた頃に満開を迎えるので、時期をずらして訪れるのもおすすめです。
ここの魅力は、何といっても自然そのものの美しさ。人工的な装飾やライトアップなどはありませんが、湖と山に囲まれた静かな環境の中で、風に揺れるあじさいを眺めていると、自然と気持ちが整っていくような感覚になります。
写真好きの方にも大人気で、湖にあじさいが映り込む「リフレクション写真」はぜひ一度チャレンジしてみてほしい構図。朝方や曇りの日には幻想的な風景が広がります。
【アクセス・基本情報】
- 所在地:滋賀県長浜市余呉町
- 入園料:無料
- 駐車場:余呉湖観光館など周辺にあり(混雑注意)
- 開花時期:6月下旬~7月上旬
「何もしない贅沢」を感じられる、そんな素敵な場所です。都会の喧騒を離れて、心のデトックス旅に出てみませんか?
長命寺(近江八幡市)|石段と琵琶湖を望む絶景寺
長命寺(ちょうめいじ)は、滋賀県近江八幡市にある歴史あるお寺で、「近江の紫陽花寺」としても親しまれています。
808段の石段を登る途中から見えるあじさいと、眼下に広がる琵琶湖の眺望。まさに、心がふっと解きほぐれるような絶景がここにはあります。
境内に咲くあじさいは約1,000株ほど。色とりどりの花々が、石段の両脇や参道沿いに広がり、どこを切り取っても絵になる風景。特に雨上がりの朝は、葉に残るしずくがキラキラと輝いて、幻想的な雰囲気を演出してくれます。
見頃は6月中旬から7月中旬ごろまで。高台にあるため、平地よりも少し遅めの開花になる年もあります。登るのが大変そうに思えるかもしれませんが、道中にはベンチもあってひと休みしながら登れるのでご安心を。
お寺そのものも見どころが多く、本堂や三重塔、鐘楼など、歴史の趣を感じる建物が点在。境内でいただける御朱印も人気で、季節限定の絵入り御朱印を目当てに訪れる方も多いそうです。
【アクセス・基本情報】
- 所在地:滋賀県近江八幡市長命寺町157
- 拝観料:無料(本堂内拝観は300円)
- 駐車場:あり(山頂付近にもあり)
- アクセス:車推奨/八幡堀や日牟禮八幡宮などと合わせて観光可能
「がんばって登った先にごほうびがある」…そんな気持ちにさせてくれるのが長命寺の魅力。花と景色と歴史が一度に楽しめる、まさに滋賀らしい名所です。
金剛輪寺(愛荘町)|湖東三山で楽しむ静寂のあじさい
金剛輪寺(こんごうりんじ)は、滋賀県東部・湖東三山の一つに数えられる格式ある古刹です。
山あいの静かな場所に佇むこのお寺は、四季折々の自然に囲まれ、特に初夏のあじさいシーズンには花と静けさの共演を感じることができます。
境内には、ガクアジサイや西洋アジサイを中心に、約2,000株が植えられています。三重塔へと続く石畳の参道沿いや、苔むした本堂まわりに咲くあじさいは、どこか凛とした佇まい。
あじさいの色合いも、赤やピンクよりは青や紫が多く、しっとりと落ち着いた雰囲気がこのお寺の空気感とよく調和しています。
見頃は6月上旬から7月中旬にかけて。特に雨の日には、濡れた石段と咲き誇る花々のコントラストが一段と映え、訪れる人たちからは「静かな感動があった」との声も多いんですよ。
また、金剛輪寺は紅葉の名所としても知られていますが、実はあじさいの時期も本当に美しいんです。観光客が比較的少ないため、静かにお花を楽しみたい方にはぴったりの穴場スポットと言えるかもしれません。
【アクセス・基本情報】
- 所在地:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
- 拝観料:600円(本堂・庭園・三重塔含む)
- 駐車場:あり(無料)
- 開門時間:8:30〜17:00(受付は16:30まで)
あじさいに包まれながら、ゆっくりとお寺を歩いて過ごす時間は、まるで心のリセットボタンを押すようなひとときです。喧騒を忘れ、自然と向き合う時間を持ってみてもいいかもしれませんね。
滋賀農業公園ブルーメの丘(日野町)|体験型あじさいスポット
お子さんやご家族と一緒に、1日たっぷり自然を楽しみたいなら「ブルーメの丘」がおすすめです。
滋賀県日野町にあるこの農業公園は、花や動物、食、体験アクティビティが集まった大型レジャー施設。その園内にある「あじさい小路」では、毎年6月中旬~7月上旬にかけて約1,000株のあじさいが咲き誇ります。
ゆるやかな坂道に沿って咲くあじさいの道は、散歩にもぴったり。色とりどりの花が、訪れる人をやさしく迎えてくれます。天気の良い日には、花越しに青空がのぞく美しい写真も撮れますよ。
ブルーメの丘の魅力は、花を見るだけでは終わらないところ。バター作りやソーセージ作りといった体験教室、動物とのふれあい、芝生でのピクニックなど、大人も子どもも楽しめるコンテンツがいっぱいなんです。
「せっかく遠出するなら、あじさいも他の遊びもまとめて楽しみたい」という方にはぴったりのスポットかもしれません。
また、園内には地元野菜を使ったレストランやカフェも充実。あじさいを眺めたあとに、おいしいランチで一息つくのもいいですね。
【アクセス・基本情報】
- 所在地:滋賀県蒲生郡日野町西大路843
- 入園料:大人1,500円/子ども800円(2025年時点の予定)
- 駐車場:無料(広め)
- 開園時間:10:00〜17:00(季節により変動あり)
季節の花と、自然とのふれあい。どちらも欲張りたいときは、ブルーメの丘が最適です。「花を見に行こう」が「ちょっとした旅行気分」になる、そんな場所ですよ。
花手水が美しい寺社(兵主大社など)|SNS映えする癒しの水辺花景色
最近、神社やお寺でよく見かけるようになった「花手水(はなちょうず)」。滋賀県内でも、季節に合わせて手水舎(ちょうずや)にあじさいを浮かべた、美しい演出が話題になっています。
中でも特に人気なのが、野洲市にある兵主大社(ひょうずたいしゃ)。
境内の静かな空気の中に、彩り鮮やかなあじさいが水面に浮かぶ様子は、まさに心が洗われるような光景です。
その美しさはSNSでも話題となり、ハッシュタグ「#兵主大社花手水」で検索すると、思わず真似したくなるような写真がたくさん見つかりますよ。
他にも、あじさいの季節に合わせて花手水を行う寺社としては、
- 舎那院(近江八幡市):苔むした石段と花の取り合わせが美しい
- 大池寺(甲賀市):臨済宗のお寺で、庭園との相性が抜群
- 水口神社(甲賀市):地元の方々の手作りで飾られた、あたたかな雰囲気
- 立志神社(長浜市):御朱印とあわせて人気上昇中
といったスポットも。こうした花手水は、定期的に花材や配置が変わることが多いので、いつ行っても少しずつ違う美しさが楽しめるのも魅力なんです。
また、神社やお寺という場所柄、静かに花を愛でる時間はとても穏やかで、忙しい日常を少し離れて「深呼吸」したい方にはぴったり。
ふだんお参りをあまりしない方でも、花をきっかけに神社や仏閣に親しむ機会になってくれるかもしれませんね。
【アクセス・基本情報(兵主大社)】
- 所在地:滋賀県野洲市五条566
- 拝観料:無料
- 駐車場:あり(無料)
- 花手水の見頃:6月中旬ごろが中心(公式SNSで要確認)
「花を愛でる」って、こんなにも心が落ち着くものなんだな…と気づかせてくれる場所。
忙しい毎日のなかで、ほんの少しだけ立ち止まってみるのも、素敵な時間の使い方かもしれません。
滋賀であじさいが見頃になる時期はいつ?気候と開花の関係とは
あじさいの開花時期と滋賀の気候の関係
滋賀県であじさいが見頃を迎えるのは、一般的に6月上旬から7月中旬にかけてです。この時期は梅雨と重なるため、しっとりとした空気と水分を好むあじさいにとってまさに最適なシーズンとなります。滋賀県は琵琶湖を中心に湿度が高めの内陸性気候であり、雨の日が比較的多く、あじさいの開花にとって理想的な環境が整っています。
また、滋賀県内でも標高や場所によって開花時期に差があります。例えば大津市など南部エリアでは6月上旬から中旬にかけて見頃となり、北部や標高の高い地域(長浜市や余呉町など)では少し遅れて6月中旬から7月上旬にかけて美しい花を咲かせます。各地の気候差を知っておくと、長くあじさいを楽しむことができるでしょう。
年によって違う?見頃のピークを見分けるポイント
あじさいの開花時期は毎年多少のズレがあります。暖冬や気温の急上昇、梅雨入りのタイミングなどが影響するため、開花の早い年もあれば遅い年もあります。見頃のピークを知るためには、地元自治体の観光サイトやSNSをこまめにチェックするのがコツです。
また、開花状況は天気とも密接に関係しています。梅雨の合間の晴れた日には一気に花が開くこともあれば、連日の雨で色づきが深くなることもあります。訪問前には「◯◯公園 あじさい 開花状況」などで検索するのがおすすめです。
気象庁データで見る過去の開花状況
気象庁や各自治体の気象データを見てみると、滋賀県では例年6月10日〜25日ごろが開花のピークです。近年は温暖化の影響でやや早まる傾向もあり、5月下旬から花が開き始めることもあります。以下に最近5年分の開花ピークの傾向を簡単にまとめました。
年度 | 開花の始まり | ピーク | 終わり頃 |
---|---|---|---|
2020年 | 6月5日頃 | 6月15日〜20日 | 7月上旬 |
2021年 | 6月10日頃 | 6月20日頃 | 7月10日 |
2022年 | 6月3日頃 | 6月13日〜18日 | 7月初旬 |
2023年 | 5月31日頃 | 6月10日〜15日 | 6月末 |
2024年 | 6月7日頃 | 6月17日〜22日 | 7月5日 |
このように、数日のズレがあるため、ベストタイミングで行くには柔軟な計画が大切です。
雨の日こそおすすめ!あじさい観賞の魅力
「雨の日は外出したくない」と感じる人も多いかもしれませんが、あじさいはむしろ雨の日にこそ輝く花です。しっとり濡れた花びらは透明感が増し、青や紫の色合いがより深く美しくなります。また、葉の緑も濃く映え、雨粒が光る様子はまさに絵画のよう。
雨具を準備してゆっくり散策することで、静けさと風情を感じながら楽しめます。人も少なくなるため、落ち着いて写真を撮りたい方にもぴったりです。防水スプレーを使ったシューズや撥水性のあるカバンなどを用意すれば、快適に楽しめます。
カメラマン必見!曇り空とあじさいの相性
あじさいを美しく撮るには、実は曇り空がベストコンディションです。晴天では光が強すぎて影ができやすく、白飛びしてしまうこともあります。一方で曇りの日は光が柔らかく回り込み、花の色が鮮明に写りやすくなります。
また、曇り空のほうが花の色合いにしっとりとした印象が出るため、落ち着いた写真に仕上がるのもポイント。カメラやスマホでも十分きれいに撮影できるので、撮影初心者の方も安心してトライできます。
あじさい鑑賞におすすめの持ち物と服装ガイド
雨でも安心!持っておきたい便利グッズ
あじさいの見頃は梅雨の時期と重なるため、急な雨や湿気対策は必須です。まず持っておきたいのが折りたたみ傘やレインコート。傘は写真を撮るときに邪魔になることもあるので、手が自由になるレインコートが特におすすめです。
また、荷物が濡れないように防水バッグやビニール袋も準備しておくと安心。カメラやスマホなどの電子機器は、防水ケースに入れておくことで故障を防げます。撮影を目的にする方は、レンズ用のクロスや小型タオルも忘れずに。
他にも、敷物があれば濡れたベンチでも座れますし、虫よけスプレーや携帯用の除菌ジェルも便利。お子さま連れなら、念のために着替えを1セット持っておくと安心ですよ。
長時間の散策に適した靴と服装
あじさいの名所は公園や山道、庭園など歩く距離が長い場所が多いため、歩きやすい靴が何よりも大切です。できれば防水タイプのスニーカーやトレッキングシューズを選ぶと、ぬかるみや濡れた道でも快適に歩けます。
服装は、湿度が高いので通気性の良い素材のシャツやパンツがベスト。傘を差していても湿気で汗をかきやすいので、吸湿速乾性のあるインナーもおすすめです。上着は薄手のウィンドブレーカーや羽織れるカーディガンが一枚あると便利です。
場所によっては階段や坂道も多いため、荷物はリュック型にして両手が空くようにしておくと安心。歩きやすく、かつ動きやすい服装を意識して選びましょう。
虫よけ・紫外線対策は万全に
梅雨時でも紫外線は意外と強く、紫外線対策は必須です。日傘や帽子、UVカットの羽織りものを活用しましょう。特に曇りの日でも紫外線は80〜90%降り注いでいるため、油断は禁物です。
また、自然の中を歩くことが多いため、蚊やブヨなどの虫対策も重要です。虫よけスプレーはもちろん、携帯用の虫よけパッチやアロマバンドを使うのも効果的です。小さなお子さんや肌が敏感な人は、天然成分配合の虫よけグッズがおすすめ。
日焼け止めと虫よけを両方使う際は、まず日焼け止めを塗ってから虫よけを使うと効果的。手の届きにくい首筋や足元などもしっかり対策しましょう。
写真映えするファッションのコツ
せっかくなら、あじさいとの写真をより素敵に残したいですよね。あじさいの淡い青や紫、白に映えるのは、淡いピンクやベージュ、クリーム色などの優しい色味の服装です。白のワンピースやナチュラルカラーのシャツなどは、自然の中でも浮かずに写真映えします。
また、背景にグリーンや花が多いため、全身黒やダークカラーの服装は重く見えがち。明るめのアイテムを1点取り入れるだけで印象が変わります。小物では、つば広の麦わら帽子やナチュラル素材のバッグも相性抜群です。
カップルや家族で行くなら、色味を揃えたりおそろいの小物を取り入れたりすると、統一感のある写真になりますよ。雨の日でも楽しめるように、かわいいレインブーツやカラフルな傘を使うのもおすすめです。
濡れた路面対策と靴の選び方
雨のあとや小雨の中では、どうしても地面が滑りやすくなります。滑り止めのある靴底の靴を選ぶことが大切です。フラットな靴でもソールがすり減っていると滑りやすいため、事前にチェックしておきましょう。
また、革靴やキャンバス地のスニーカーは水に弱いため、できれば防水加工された靴や、ゴアテックス素材のトレッキングシューズがベスト。急な雨にも対応できますし、ぬかるみでもストレスが少なく済みます。
さらに、靴の中が濡れてしまった時に備えて、替えの靴下やシューズカバーを持参しておくと便利です。最近では100円ショップでも使い捨てのシューズカバーが手に入るので、荷物にならずおすすめです。
SNS映えするあじさい写真の撮り方講座【初心者向け】
構図の基本とあじさいの写し方
あじさいを美しく撮るためには、まず構図の基本を押さえておくことが大切です。写真を撮るときによく使われる「三分割法」では、画面を縦横3分割して、その交点に主役を配置するとバランスの良い写真になります。あじさいの花を中央にドンと置くよりも、少し横に寄せて背景も入れることで、自然な雰囲気が出ます。
さらに、斜めから撮ることで立体感が出て、花の丸みや奥行きを感じられる写真になります。花の高さに合わせてしゃがんだり、少し低い位置から見上げるように撮るのも効果的です。また、あじさいは花の密集具合によっても印象が変わるので、近づいて撮る「接写」と、離れて全体を写す「引きの構図」の両方を試してみると良いでしょう。
背景に他の花や緑、建物などをうまく活かすことで、写真にストーリー性が生まれます。特に寺院や湖畔など滋賀の自然と歴史ある風景を入れると、旅行気分も伝わりやすくなりますよ。
スマホでも撮れる!ぼかし効果の出し方
「一眼レフがないときれいに撮れない…」と思う方も多いですが、最近のスマートフォンのカメラはぼかし効果(背景ボケ)を簡単に出せる機能が付いています。ポートレートモードやフォーカス設定を使えば、あじさいを主役にして背景をやわらかくぼかすことが可能です。
被写体から10〜30cm程度の距離でピントを合わせると、自然に背景がボケてプロっぽい仕上がりになります。特に花の中心にフォーカスを当てることで、シャープさと柔らかさが両立した美しい写真に。
また、スマホであじさいを撮るときは、画面の明るさ(露出)を微調整することも大切です。少し明るめに調整すると、青や紫の発色が引き立ち、鮮やかな印象になります。逆に曇りの日は少し暗めにすると雰囲気のある一枚に仕上がりますよ。
雨粒を活かした幻想的な演出テクニック
雨の日のあじさいは、しっとりと濡れて透明感が増し、写真映えする絶好のチャンスです。雨粒を活かすコツは、近づいて水滴をクローズアップすること。水滴が花びらや葉の先に乗っている様子をアップで撮ると、まるでガラス細工のような美しさになります。
また、逆光やサイド光をうまく使うと、水滴がキラリと光って幻想的な写真になります。スマホの場合、フラッシュはオフにして自然光で撮るのがおすすめです。傘越しのやわらかい光も良い演出になります。
さらに、水たまりに映るあじさいや、しずくが落ちそうな瞬間など、動きを感じさせるシーンも狙い目です。防水カメラやレインカバーを使えば、少し本格的な撮影も安全に楽しめます。
朝と夕方、どっちが映える?時間帯別撮影法
あじさい撮影で大切なのは、「いつ撮るか」という時間帯の選び方です。おすすめは早朝か夕方。早朝は人が少なく、柔らかい朝日が花を照らしてとてもやさしい雰囲気に。朝露が残っている時間帯なら、水滴のある花も撮れます。
一方、夕方は「マジックアワー」と呼ばれる日没直後の20分間が特に美しい時間です。空が淡いピンクやオレンジに染まり、花の色とのコントラストが魅力的な写真に仕上がります。
昼間の強い日差しでは影がきつくなりやすいので、なるべく光がやわらかい時間帯を狙うと◎。曇りの日も色味が落ち着いていて花の本来の色が映えるので、あえて曇天を狙うのもひとつの手です。
SNSで注目されるハッシュタグと投稿のコツ
SNSに写真を投稿するなら、ハッシュタグ選びも重要です。「#あじさい」「#紫陽花」「#あじさい巡り」「#滋賀あじさい」などの基本タグに加えて、スポット名を含めたタグをつけると見つけてもらいやすくなります。例:「#三井寺あじさい」「#余呉湖あじさいロード」など。
また、ストーリー性のあるコメントを添えると、見た人の印象にも残りやすくなります。「雨の中で見た静かな花たち」「朝露とともに咲く花」など、気持ちや情景を表すと◎。
さらに、統一感のあるフィードを目指すなら、写真の加工フィルターを統一するのもポイントです。淡いトーンやパステル系でまとめると、あじさいの優しい雰囲気とマッチします。撮るだけでなく“見せ方”まで工夫すれば、あなたの投稿が注目されるかもしれませんよ!
まとめ
滋賀県には、初夏の訪れを告げる美しいあじさいの名所が数多くあります。三井寺や余呉湖、旧竹林院といった歴史ある風景とともに楽しめる場所から、ファミリーで一日中遊べるグリーンパーク山東のような体験型施設まで、訪れる人のスタイルに合わせて選べるのが魅力です。
また、あじさいをさらに楽しむためのイベントや祭り、ライトアップなどの情報も豊富で、昼と夜、晴れの日と雨の日、それぞれで違った表情のあじさいを堪能できます。写真好きの方にとっては絶好の被写体であり、SNS映えするスポットや撮影テクニックも多彩に存在します。
服装や持ち物をしっかり準備すれば、雨の日でも快適に楽しめるのがあじさい鑑賞の魅力。ぜひ今年の梅雨は、滋賀で自分だけの“あじさい物語”を見つけに出かけてみてください。